京都 「祇園山鉾」−3

 05 Aug 2014 12:20:06 pm

さて、最後は「月鉾」です。



月鉾の音頭取りさんたちが、それまでは浴衣の着流し姿なのに、尻からげして、鉢巻き締めて…  人数も2人から4人へ。
…ま、別に意味は無いんでしょうけど、単なるパフォーマンスで σ(^◇^

とはいえやっぱり、大きな重たい鉾がぎしぎしぎしっ、がくがくがくっと音を立てて、方向転換する様は大迫力です。
たしか、数年前、鉾の重さを量ったんです。道路に、なんかそういう、重量計を仕込んでおいて。
この月鉾が一番重いと言われてたそうですけど、実際そうだったようで、12,3トン、あったとか。

だいたい、2〜3回引っ張って、なんとか直角に曲がっていきます。
首尾良く回ると、周囲から拍手が起きます。

でも、鉾の上に乗ってる人たち、結構恐いんじゃないかな、とか思うけど。かなりの高さ、ありますからね〜
高所恐怖症の人には絶対、無理。

コースを一回りしてくると、慌てて解体されるんですね。
  
18日、私も生け花の撤収に行き、四条烏丸通りかかったら、長刀鉾ももう、台座だけになってました。
着飾った舞妓さんと野ざらしの骸骨、くらいの差ですね…(・o・)
  (まあ、なにも、鉾建ては何度も見ていますので、驚かないけど、いまさら…)


今年から、数十年ぶりに、巡行を、「前の祭り」と「後の祭り」に分けたので、またこれからいろいろ、
変わっていくのだろうと思います。
本来の祭りに戻そう、という考えもあるようですが、…観光化しすぎてるということで… 
ただ、もう街の作りが昔と違うので、電線が張り巡らされていて、昔のルートは通れない、とかいろいろあるんですね。

こないだも、最後の鉾が通って行ったあとは、すぐに信号作業車が数台駆けつけてきて、
ぱたんと畳んであった交通信号を元に戻していました。

ははは、最初っから、そのように作ってあるんですね。

まだまだ鉾町では祇園祭りは続いているのですが、我々はやっぱり山鉾巡行が終わってしまえばもう、祇園祭りはお終い、って感じです。
いよいよ夏本番だなあ、と。

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以上、F様の現場リポートでした

テレビで何となく見るのと違って、その地域に住んでいて、
歴史を知っている方が見ながらの解説は面白いですよね

下の写真は「鶏鉾」ですが、後ろに何基も鉾が並んでいますね
信号機じゃまそう・・・・。
こんな縦長の鉾が、方向転換するんだから迫力があるんでしょうね〜〜
そうとうな技術がないと倒れて大事故になってしまいますもんね。

しかし、凄い人です ・・・・
やっぱりテレビで見るほうが良いかな・・・は〜〜〜暑い・・・。

カテゴリー : General Posted By : tai-chi |