ニャン太郎危機一髪・その3

 24 Aug 2011 03:30:19 pm

それは父の告別式の翌日
まだまだ35〜38℃と言う猛暑日が続いている頃の事でした。

告別式は終わったものの、たまっている仕事の片付けやら、
その他もろもろの書類上の手続きなどが有り、
ばたばたと忙しなく動いていました。

商品と一緒に入れる郵便振込用紙が無くなったので
仕舞ってある押入れから取り出しました。
奥の部屋にある、めったに開けない押入れで
その時もさっと開けてすぐ閉めたと思っていました。

1時間ほどたち、その押入れのある部屋に入った所、
押入れの中から「コトッ・・」と小さな音がしたような気がしました。

しかし、足元に調度ピー太郎が来たので
てっきりピー太郎が発てた音だと思い、
「ピーちゃん、こんな所にいるととじこめられちゃうよ 」と
言いながらピー太郎を外に出しました。
その押入れはあまり人が入らない部屋にあるのです。
そして、倉庫のように使っているので足元にはダンボールが積んであり
押入れの入り口の下の部分は良く見えないのでした。

その時「もしや・・・
長年猫を飼っている者の感が働きました。
念のため・・・
おそるおそる押入れを開けると、中からニャン太郎がのんびりと出てきたのでした・・・・

35℃を超える猛暑、クーラーも無い部屋の押入れに1時間以上も
閉じ込められていたらさぞ暑かったろうにと思う飼い主を尻目に
気持ちよさそうに伸びをして、さっさと外に出て行ったのでありました。

もし、私が気がつかず、仕事が終わって鍵を閉めてしまったら
どんなに鳴いても音を立てても誰も気づいてくれません。

ただでさえ大変な時にこれ以上心配事を作らないでくれよニャン太郎・・・・

カテゴリー : General Posted By : tai-chi |