本と言えば・・2

 10 Aug 2010 05:17:58 pm

本と言うか、漫画なのですが、
山岸涼子さんの「テレプしコーラ」と言うバレエのマンガがあります。
http://books.rakuten.co.jp/RBOOKS/pickup/interview/yamagishi_r/

この本の中に、時々体の作り、筋肉や骨格の話が出てくるのですが
先日買った「第2部4巻」に面白い話が載っていたので
紹介します。

以下「テレプしコーラ」より抜粋です

バレエダンサー、特に男子に言われていた事ですが
背が高いと手足が長い分背の低い男子より動きがニブクなりがちです。

長い棒を持って振り回す時と、
短い棒を振り回す時ではスピードが違います。

つまり中心軸から遠い物を動かす時は
それだけ時間もエネルギーもかかるのです

人間の筋肉には体の深い所と、浅い所の2種類があります。
深い所にある短い筋肉を動かす事が出来ると
それに連なる浅い所の長い筋肉も同じエネルギーで動かす事が出来るのです。

それは調度自転車のペダルを踏むと
それに連なる大車輪が少しのエネルギーで回転するのと同じ原理です。

1984年ロサンゼルスオリンピックに
天才カールルイスが登場して以来
スポーツ医学はこのインナーマッスルに気づき始めました。

腸腰筋は股関節に働きかける筋肉で
(2000年位から文献に登場)
足を前方に振り出す時、階段を昇るとき
脚を90度以上げる、などなどスポーツに重要な働きをする筋肉です。
(90度以上上げるのは以前はハムストリングスの働きと思われていた)

昨今のバレリーナが昔よりずっと
脚も細く背も高くなったのは
インナーマッスルをきたえるレッスンを
意識した事にあると言われています。

カテゴリー : General Posted By : tai-chi |