七回忌

 28 Jun 2017 09:35:46 am

先日の土曜日は父の七回忌でした。

お天気も薄曇りで少々蒸し暑かったですが
雨にならずに済み良かったです

父が亡くなったのは丁度震災の有った年です。

と、言う事は今年は被災した地域は七回忌ラッシュだったんですね・・・・。
まだご遺体も見つかっていない方もいらっしゃるでしょうし、
故郷へ帰れない方もいらっしゃるでしょうし・・・。

あれから6年、人それぞれだとは思いますが、
皆さん、どんな気持ちで過ごされて来たんでしょうね。


父が倒れたのは8月6日の夜中。
年配者がかかる肺炎のためでした。
症状が出ていなかったので、私たちはまったく気が付きませんでした。

すぐに救急車を呼んだのですが、救急車が来るまでに
母が「どうしよう、お父さん冷たくなって来ちゃった・・・」

母は父が丈夫だったために「まさか死んじゃうと思わまかった」と
その後言っていたのですが、私はその時に「まずいな・・これは駄目かもしれないな」と
直感したのでした。

足利日赤に着いたのが1時半頃だったでしょうか?

待っていた私たちに、当直の医者が言ったのでした。

「あ〜これもうだめですね〜朝まで待ちませんよ〜」
こちらの顔も見ず、足を組んだままモニターの画面を見ながらです。

本当に頭に来ました。

今思い出しても、なんであの時ぶん殴ってやらなかったんだろうかと・・・。
2011年8月6日の夜、日赤の当直だったお前だ!お前!!!!

私が温厚で心優しい人間だったことに感謝しろよ!!!!

家の犬猫がお世話になっている獣医さんの方がよっぽど
心ある言葉をかけてくれます。

まあ、その時は腹が立つより、「葬式の準備をしなきゃ!」で頭がいっぱいで
怒っている余裕もありませんでした。
丁度土曜日だったため、翌日の日曜日に親戚集まってもらえます。
親類が揃うまでで良いのでと言う事で「延命措置」を頼みました。

さて、親類に連絡しなきゃ・・とは思ったものの、まだ夜中です。
こんな時間に電話したら、高齢の叔母たちはそれだけでびっくりして
体調を崩しかねません。

朝方、4時まで待って電話をかけました。

さて、次の日。
一晩寝ていない所へ、警察の事情聴取が入ります。
父は病院では無く、自宅で急に倒れたので「不審死」という扱になるんですね。

こっちはさっさと葬式の準備がしたいのに、現場検証とかなんだかんだで
なかなか用意が出来ません 
イライラしましたが、まあ、保険金欲しさに殺害・・・
ってな事も有るので仕方ありませんかね??

しかし!これまた腹が立ったのは聴取した警察官です。
新米のようなので仕方ないかもしれませんが、こいつが漢字が書けない!!!

4〜5行の簡単な文章だというのに、後ろに立っているベテランの刑事さんっぽい人が
「違う、そこ、字が違う!」と何度も何度もささやくのでした・・・・。

・・・・こいつ本当に警察官になって大丈夫なんだろうか?・・・
不信感ばかりが先に立つのでした・・・・。

まあ、うちの父は過ぎた事をぐだぐだいう人ではありませんでしたし、
病院のベッドの上で何もしない生活なんて考えられない人だったので
自宅でぽっくり逝ってしまったのは多分幸せな事だったんでしょう。
私たちも、言い残した事や後悔は在りません。


しかし・・震災や突然の事故で突然親しい人が亡くなってしまったら・・・

「あの一言を言っておけば」、「どうしてあの時に・・・」
一生後悔を胸に生きていかなくてはならないんでしょうね。

七回忌、親類が集まってわいわいと昔話ができるのも
幸せな事なんだとしみじみと思いました。

写真はお世話になっている「満宝寺」さんです。

カテゴリー : General Posted By : tai-chi |