「武士の生き方」展ー4大坂の陣

 18 Nov 2016 03:35:46 am

館林の「広報」に当家の観音様が紹介されました
ず〜〜っとお仏壇の中に何百年も居たのに
突然、あちこちに行ったり写真を写されたり、
観音様もさぞビックリされている事でしょう ・・・

家のご先祖様がお仕えした殿、秋元様は
大坂の陣の際、しんがりをまかされたそうです。

「しんがり」とは退却する際、他の部隊がすべて引き上げるまで
敵を食い止めながら最後に引き上げる部隊の事です。

敵が、どのくらいのスピードで追ってくるのか、軍勢はどの位か
武器弾薬はどの位残っているのか?
その辺を調べて上に連絡する役目も有ったそうです。

私が聞いた話だと、秋元様が追い手の軍勢を見るために高台に上がると、
敵が矢を射かけて来ました。
殿が身を晒して敵の軍勢を調べているのに家臣が隠れている訳には行きません

家のご先祖の「山田助左衛門」は殿の前に身を乗り出して矢を防いだそうです。
その時に「あっぱれじゃ」と言うのでご褒美にいただいたと言う刀が有ります。
家のご先祖、なかなかパフォーマンスが上手かったんですかね??

でも、矢が飛び交う中殿をお守りしなければならなかったので
とても怖くて「何とか生きて帰れますように・・・」と観音様に願ったそうです。

広報に紹介していただいた観音様です。
「武士の生き方」展に行けば展示してあります



そして、その日が丁度17日だったそうなので
毎月17日は「観音様の日」と言う事で、
「お茶飯、お汁、お惣菜」を観音様にお供えします。
「お茶飯」とはお茶で炊いたご飯の事です。

無事生きて帰れた事を観音様に感謝し、殺生をせずお肉類は食べません。

父が子供のころは朝から一日お肉類は食べなかったそうですが
私が子供のころには夕食だけになっていたと思います



今観音様は展示で出張していますが、ちゃんと17日にはお供えしました
粗食です・・・・・

カテゴリー : General Posted By : tai-chi |